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cri-798 フレーゲの言語哲学
野本和幸
勁草書房
1986年 初版
3.990円(現行価格5.250円)
分析哲学の始祖の業績を意味論中心に論じる本。
「言語」「数学」に思索を集中し「価値」「存在」
等を回避するフレーゲには批判もありますが、そ
の業績は言語行為論、志向性、クオリア等々とい
った系にも残響しています。示唆に富み、分析哲
学に興味を持つ方のツールとしても使える一冊。
cri-799 意味論序説
ルドルフ・カルナップ
紀伊國屋書店
1975年 初版
1.995円(現行価格2.940円)
著者中期の業績「意味論(〜言語の論理分析に於
いて、文の形式−文法的側面だけでなく、構成す
る語の意味を含まねばならない)」研究三部作の
第一弾。以後、ライプニッツ、ウィトゲンシュタ
イン等を睨みつつ展開される思考は、後の「可能
世界意味論(クリプキ他)」にも影響を与えます。
cri-819 中国の医学
P・ユアール M・ウォン
平凡社
1972年 初版
2.415円(絶版)
中国の医学がどのような文化圏の影響下に成立し、
また影響を与えた文化圏の範囲はどれくらいなの
を丹念に資料を読み解きながら記述してゆく一冊。
パリ大学医学部教授&講師による著作ですが、コ
ンパクトながら読ませる内容。西欧との距離の取
り方も良い感じです。今読んでも面白い本です。
cri-820 ネパールの秘境ムスタンへの旅
ジュゼッペ・トゥッチ
せりか書房
1984年 初版
1.890円(品切れ)
イタリアの仏教学者が1952年に行った仏教文化の
源流を辿る調査の記録ですが、記述は読みやすく
旅行記とでもいうべき内容。既に半世紀以上前の
記述なので、かなりの部分は古びてきていますが、
収録された写真図版(56枚)と共に資料的価値は
大。読み物としての読後感も◎な一冊です。
cri-863 中国の女たち
ジュリア・クリステヴァ
せりか書房
1981年 初版
1.995円(現行価格2.940円)
1974年、バルト、ソレルス等々と共に文化大革命
後期の中国に訪れた才媛は様々な女性と出会いま
す。その時の印象、違和感をベースに一神教−父
権的−資本主義的文化の解体と「女」を並行して
論じる一冊。例えばM・ウィティッグ等の書籍等
と併読する事で更に興味深さが増す内容かと。
cri-869 エスノメソドロジー 社会学的思考の解体
ハロルド・ガーフィンケル他
せりか書房
1987年 初版
1.995円(現行価格2.625円)
日々の生活が、如何に特定の(身体レベルまで浸
透した微細な方法=エスノメソッドに規定された)
考え/感じ方の反復によって形成されているのか
を記述する事で様々な文化リアリティを思考/分
析しようとする手法への入門書としてお薦めの一
冊。カスタネダ等に興味がある人は必読かも。
cri-872 帝国の陰謀
蓮實重彦
日本文芸社
1991年 初版
2.520円(絶版)
大統領と私生児による1851年12月 2日のクーデタ。
俗に「ボナパルティズム」と呼ばれる政治システ
ムを「表象の祝祭」と捉え、読者をアイロニカル
且つ甘美な世界へと誘う、余りにも著者らしい本。
130p弱と薄手の造りではありますが様々な意味で
読み所が多く非常に濃厚な読後感を残す一冊です。
cri-876 フレーゲ哲学論集
G・フレーゲ
岩波書店
1988年 初版
2.940円(現行価格3.990円)
分析哲学の始祖の論考を「意味論研究」「論理学
研究」の二本立てで収録。訳、解説共に丁寧で読
みやすい本ですが、出来れば野本和幸『フレーゲ
の言語哲学』や飯田隆『言語哲学大全』をクリア、
或いは参照しつつ読んだ方が良いかも。蛇足です
が、読み物として読む/愉しむには厳しい側面も。
cri-898 現代の思想家 レヴィ=ストロース
エドマンド・リーチ
新潮社
1971年 初版
945円(絶版 ちくま学芸文庫版は現行価格945円)
レヴィ=ストロースと同世代の英人類学者による
良くも悪くもざっくばらん&コンパクトに纏めら
れた一冊。入門書としても使えますが、独特の距
離をとり、理解と批判を交えた内容。逆に両者の
差異(後に「カチン族」の問題で表面化する)を
読み取ってゆくのも楽しい読み方ではないかと。
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