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cri-003  日本祭祀研究集成 第二巻 祭祀研究の再構成
      柳川啓一・坪井洋文編集
      名著出版
      1978年 初版
      3.150円(絶版)

     1960年代後半から高度工業社会の国々で盛んにな
     った祭論。日本に於いても柳田・折口の研究蓄積
     の上、更なる展開の萌芽が見られるようになりま
     すが、そうした中から14論考が選ばれて大まかな
     見取り図が描けるように編集された一冊。示唆に
     富むと同時に資料としても興味深い内容。


 
 

  cri-003  日本祭祀研究集成 第二巻 祭祀研究の再構成      柳川啓一・坪井洋文編集      名著出版      1978年 初版      3.150円(絶版)      巻頭に置かれた柳川論文は総説としての纏まりが      よく、以降を読むに際のツールとして◎です。異      人を扱った岡論文、宮座を巡る森岡論文、祭り/      町会を巡る赤池論文、沖縄の世界観を記述する渡      部論文、儀礼を巡る大林論文等々、何れも読み応      えがある論考集です。    
  cri-004  Marsile Ficin Et L'art      Andre Chastel      Librairie Droz      1975年      7.350円      M・フィチーノを軸に西欧精神の地下水脈こと新      プラトン&ヘルメス主義、古代神学等々の発現と      しての伊ルネサンス運動を記述する(論考として      もさることながら、読み物としても)非常に面白      い一冊。邦訳『ルネサンス精神の深層』筑摩書房      は現在入手困難。    
  cri-004  Marsile Ficin Et L'art      Andre Chastel      Librairie Droz      1975年      7.350円      著者はヴァールブルク学派の第二世代にあたり、      師はアンリ・フォション。「かたち」への拘りは      師譲り(バルトルシャイティス/米観念史学派と      の共振も注目)。尚、本書に於ける秘教/隠秘学      への接近に関してはユングの影響も大(J・ヒル      マン経由で占星術に興味を持った方は必読かと)。    
  cri-005  中世賤民と雑芸能の研究      森田嘉徳      雄山閣      1975年 初版      3.570円(現行価格5.349円)      古代から続く宗教儀礼・伝来仏教から派生した歌      唱・大陸からの諸芸能等々がシェイクされ、混乱      の中でアングラ芸術よろしく蠢いていたと考えら      れる中世。特にその後に廃れていった雑芸能&携      わった人々を丹念な資料と共に思考/記述してゆ      く類書の少ない一冊。    
  cri-005  中世賤民と雑芸能の研究      森田嘉徳      雄山閣      1975年 初版      3.570円(現行価格5.349円)      今から30年以上前の本ではありますが、何度かの      品切れを乗り切り、現在でも出版されているのは      本書の射程の長さと濃密な内容ゆえか。金口/声      聞師、女歌舞伎、千秋萬歳、アヤツリ物等々、魅      惑的な題材を(小沢昭一『日本の放浪芸』他を聴      きつつ)想像を巡らして読むのも一興かと。    
  cri-012  時間の歴史      ジャック・アタリ      原書房      1986年 2刷      3.570円(絶版)      博覧強記の著者による非常に面白い一冊。道具と      しての時計の発達史を記述する傍ら、人間にとっ      ての時間=生、それらを巡る権力等々を記述、単      なる文化史を越えた重みのある内容に仕上げてい      ます。饒舌&香具師的な語り口の奥に暴力/笑い      を巡る悪魔的な弁証法が息づく剣呑な一冊です。    
  cri-014  口頭伝承の比較研究1      川田順造・徳丸吉彦編      弘文堂      1984年 初版      3.150円(絶版)      口頭伝承研究&関連分野について1.生成、2.継承、      3.メッセージ(ことば/図像)、4.伝承/創造と      いう四軸を設定。収録された論考の対比により、      基本的な問題を浮かび上がらせようと試みられた      論考集。1.では野村純一の「口裂け女」他を巡る      論考が読ませます。    
  cri-014  口頭伝承の比較研究1      川田順造・徳丸吉彦編      弘文堂      1984年 初版      3.150円(絶版)      2.では山口修によるパラオの音楽を事例とした論      考が明解、大谷紀美子のインド舞踊論も示唆に富      みます。3.では林雅彦の絵解き論がこの分野への      導入というでも優れており注目。4.では柴田南雄      が民俗/社寺芸能を音楽作品化する過程で見出さ      れた思考が記述されており非常に示唆に富みます。    
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