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cri-549  実験音楽 ケージとその後
      マイケル・ナイマン
      水声社
      1992年 初版
      2.100円(現行価格3.150円)

     副題に顕著なようにケージ以降、1950年代初頭を
     出発点にした「実験音楽」通史。原著出版が1974
     年故、30年以上前の内容ではありますが基本的な
     視座/議論の叩き台を提供してくれる(資料的価
     値という点でも)有益な一冊。椎名亮輔訳。手堅
     い記述ながら読みやすい訳文です。


 
 

  cri-549  実験音楽 ケージとその後      マイケル・ナイマン      水声社      1992年 初版      2.100円(現行価格3.150円)      英米に特化した内容故、物足りなく思われる方も      おられるとは思いますが、やはり手許にあると何      かと(出来ればD・コープ『現代音楽キーワード      事典』春秋社もあれば更に)便利かと。前衛音楽      以上にワケわからんと毛嫌いされている方、変テ      コな音楽が好き、という方にもお薦め。    
  cri-488  ユリイカ 1985年4月号      特集 モーリス・ブランショ      青土社      1985年      1.260円(絶版)      デリダ、メールマンの論考も興味深くはあります      が、何と言っても清水徹と蓮實重彦による対談が      −色々な意味で−面白過ぎ。蓮實御大の発言に関      しては、浅田彰の「蓮實重彦の自己言及」といっ      た−これまたアレな−発言もありましたが、とに      もかくにも手許にあると色々と愉しめる特集号。     
  cri-489  ユリイカ 1994年7月号      増補特集 クロソフスキーの世界 幻想と模象のエロティシズム      青土社      1994年      1.260円(絶版)      バタイユとは又、別の意味で「素敵な変態野郎」      であるクロソフスキーの未邦訳作の紹介を含め、      論考&資料を巧みに纏めた号。寄稿論考の中では      鷲田清一『身体のプロプリエテ』が(西欧精神の      危険区域/コア部分にかなり大胆に踏み込んでお      り)刺激的&示唆に富んでいる様に思われます。    
  cri-490  夜想22      特集 クロソウスキー      ペヨトル工房      1987年8月25日発行      1.260円(絶版)      ニーチェの仏導入に多大な役割を果たした「悪循環      の人」特集号。妄想源ロベルトを巡る多彩な図版、      インタビュー、豊崎光一&浅田彰の対談、丹生谷貴      志による小ネタ満載論考、山口椿による翻案劇等々      を通じ御大の思考世界が万華鏡よろしく現出。魅惑      的でいかがわしい知的興奮のさわりが愉しめます。    
  cri-502  フーコー      ジル・ドゥルーズ      河出書房新社      1987年 初版      1.575円(現行価格2.730円)      フーコーの死の二年後に発表された本。共に実存      主義以降の仏思想・哲学界に於いて仏化した独哲      学を過激に推進した二人ですが本書でも著者らし      く徹底的に自らの方向に引きつけた読みが展開。      賛否はあれど興味深い事は確か。フーコーの『哲      学の劇場』『外の思考』等との併読も面白いかと。    
  cri-531  クロニック      豊崎光一      書肆 風の薔薇      1989年 初版      1.890円(現行価格2.625円)      ヌーヴォー・ロマンや仏現代思想の導入を精力的      に行いつつも、志半ばで亡くなった著者が遺した      エッセイ、書評、紹介文等々を二部構成で纏めた      一冊。一部が1982−86年前での仏文学/仏現代思      想を巡るエッセイ。二部に1964−89に発表された      書評他。    
  cri-531  クロニック      豊崎光一      書肆 風の薔薇      1989年 初版      1.890円(現行価格2.625円)      古いものでは40年、新しいものでも20年以上前で      はありますが、構造主義以降の思想/文学を日本      に(翻訳という以上に自らの思考と共振する様な      記述様式で)導入しようとした試みの中から産出      された様々な記述は今一度、読み返されるべきか      と(意外なネタ、示唆が潜んでいます)。    
  cri-521  紙片と眼差とのあいだに      宮川淳      小沢書店      1988年 5版      1.260円(絶版)      「鏡」を軸に「見る/似ていること」を巡り思考      を展開、同時にドゥルーズ他を日本語化し、導入      だけでなく思考の梃子にしようと試みるも早逝し      た著者60年代末から70年代初頭の文章が収録。散      文/政治性の欠如が指摘されたり云々はあれど、      やはり一度は読んでおきたい一冊。    
  cri-542  レーモン・ルーセル      ミシェル・フーコー      法政大学出版局      2007年 8刷      2.100円(現行価格3.360円)      特異な言語遊戯作品で知られるルーセルはレリス      やロブ=グリエ他に影響を与えますが、「書く事」      「主体」を巡って思索を続けていたフーコーにも      霊感を与え、産み出されたのが(彼の仕事の中で      も特異な位置を占める)本書。『外の思考』等と      併読すれば、更に面白さが増す一冊。豊崎光一訳。    
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