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cri-849 現代音楽の歩み
柴田南雄
角川書店
1965年 初版
1.890円(絶版)
1901−1960年(ドビュッシー〜ケージ)までの音
楽を巧みに纏め、一年毎の記述に時代&文化背景
をも絡めつつ、作曲家&作品を紹介する一冊。譜
例や画像など、資料として今でもかなり役立つ内
容。ナイマン『実験音楽』水声社やプリーベルク
『電気技術時代の音楽』音楽之友社との併読も◎
cri-839 西洋音楽史4 印象派以後
柴田南雄
音楽之友社
1967年 初版
1.890円(現行価格3.150円)
ドビュッシー〜ケージまで巧みに纏めて紹介する
一冊。二部構成で前半が技法、後半が作家と作品。
時代&文化背景に絡めつつ、作家もかなり詳細に
取り上げられ、譜例も紹介。資料として今でもか
なり役立つ内容。読後はナイマン『実験音楽』水
声社がお薦め。若きノーノ他、肖像には感慨無量。
cri-845 ユリイカ 1978年8月号
特集=現代音楽 五線譜の彼方へ
青土社
1978年
1.260円(絶版)
30年前の特集号。高橋悠治+粟津潔の対談、来日
中だったメシアンへのインタビューなどに目が行
きますが、その他にもケージ、クセナキス他の文
章や柴田南雄の日記、鈴木志郎康のエッセイ等々、
今読んでも面白い箇所が多数ある一冊。ちょっと
した小ネタの資料としても意外に役立ちます。
cd-796 In C
Terry Riley
CBS MK7178
1990年
1.260円(CD)
幸か不幸かライリーの名を一般的なものにすると
同時に「いわゆるミニマル音楽」の説明として頻
繁に言及されてしまう作品。音楽史的見地からす
れば信じられないドミソ作品。中心点の周りで53
の音型が旋回。『Keyboard Studies』に比べ、ポ
ップ感覚は増加、伸びやかさは減少。
cd-798 Music With Changing Parts
Philip Glass
Elektra Nonesuch 9 79325-2
1994年
1.260円(CD)
初期の極めてシンプル且つ精緻な作品に比べ、余
りにトホホな作品を大量生産する様になる時期の
直前に発表された傑作。耳を傾ければ目眩く陶酔
と覚醒した情動が一時間近くに渡って産出され変
容してゆく様を経験出来るはず。昨今の作品はと
もかく本作は反復音楽の古典的名作&必聴盤。
lit-539 おしゃべり・鏡のなかで・あるオペラ歌手の華麗な瞬間
ルイ・ルネ・デ・フォレ
白水社
1965年 初版
3.570円(絶版)
非常に寡作ながらも晩年のバタイユに非常な衝撃
を与え、「テル・ケル」グループからも絶賛され
た作家の短編集。ヌーヴォー・ロマンというには
余りに「肉質」感が強く(ブランショ的な意味で
の)神秘主義の香りすらする「小説の小説」。北
園克衛の装丁も冷たい美しさに貢献しています。
lit-538 現代フランス文学13人集 3巻
トマ デ・フォレ クノー ベケット
新潮社
1971年 3刷
2.520円(絶版)
デ・フォレ『狂った記憶』、ベケット『勝負の終
わり』、クノー『わが友ピエロ』、トマ『ジョン・
パーキンズ』が収録。読む程に神経/思考が削ぎ
落とされてゆく心地のするベケット、薬物が血中
を駆け巡る瞬間の目眩く感を凝縮した様なデ・フ
ォレが凶悪な面白さに於いて突出しています。
lit-528 種子
ピエール・ガスカール
竹内書店
1969年 初版
2.100円(絶版)
的確な(冷徹ですらある)記述と独特の修飾具合
の不均衡からモーパッサンを過激化した様な幻想
性を帯びた作品を産出する事で知られる著者の中
/転換期の作品。下層階級の少年が貧乏な中にも
甘やかさを帯びた幼年期と残酷な形で訣別、次の
一歩を踏み出すadolescence の眩さに充ちた傑作。
lit-550 エデン特急
マーク・ヴォネガット
みすず書房
1979年 初版
3.570円(絶版)
著者はカート・ヴォネガット・ジュニアの長男。
ヒッピー革命が退廃へと向かい始めた60年代末に
彼は良心的反戦主義者として、同じような仲間達
とコミューン生活を始めるのですが、薬その他の
影響で発狂→入院。本書はその顛末を綴ったもの
で、対抗と退行は紙一重というべきトホホ物語。
lit-545 ハンバーガー殺人事件
リチャード・ブローディガン
晶文社
1985年 2刷
6.090円(絶版)
サイケデリック革命には乗り遅れ、優雅な退屈さ
にも付き合いきれず、なし崩しの70年代と不器用
に付き合い自殺した著者の遺作。一見バラバラに
見えるエピソードは全て冗談の様な悲劇を核に漂
っており、厚みを持たない空虚な哀しみ&喪失感
の断片だけが、読後、何時までも胸に残る一冊。
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